我家に「DELL XPS 15 2-in-1」が来た!(デルアンバサダーXPS体験モニター) #デルアンバサダー
DELL XPS 15 2-in-1 レビュー
LinuxではLenovo ThinkPadの「赤ポチ」。
Windowsでは、タッチパッドが2nd小型ディスプレイとなるScreenPad機能な変態PC ASUS ZenBook14をこよなく愛する私が最近ちょっとだけ気になるPCがDELLのXPS。
HPのElite Dragonflyといい、企業向けのLaptopでもスタイリッシュなデザインの物が多くなってきましたよね。 今回、DELLアンバサダープログラムのモニター参加で、DELL XPS 15 2-in-1をモニタする機会がありましたのでレビューしたいと思います。
会社では、DELL一辺倒なんだけど予算の都合でLaptopはLatitude止まりだったりしている中、 初XPSということで自分が気になっている点をレビューしたいと思います。
レビュー品スペック
スペック | |
---|---|
OS | Windows10 Home x64 JPN |
CPU | 第8世代インテル® Core™ i7-8705G プロセッサー |
メモリ | 16GB DDR4-2400MHz 内蔵 |
ストレージ | 512GB M.2 PCIe NVMe SSD |
グラフィックカード | Radeon™ RX Vega M GL グラフィックス |
ディスプレイ | 15.6インチ IPS液晶 4K(3840 x 2160) タッチパネル付き |
付属品 | 130W ACアダプタ DellアクティブStylusペン付き USB Type-CからType-Aへの変換USBアダプタ |
DELLのサイトでみてみると、定価269,980円! なかなかの価格です。
外観チェック
外観
タッチパネル液晶にもかかわらず狭ベゼルとなっており、15.6インチのモニタを搭載しているにもかかわらず14inchサイズの354mm(幅) x 235mm(奥行き) サイズ。
自分のThinkpad L380(13.3インチモニタ) のサイズ322mm(幅) x 224mm(奥行き)と比べてもそんなに大きくなくていいですね。
カタログスペックにもあるように最小重量1.98kg。
意外と重さはあるが厚みが20mmを切っていることから持った感じは思ったよりは軽く感じ、ちょっとした部屋から部屋への移動では個人的に気になりませんでした。
個人的には1kgを切るLaptopは軽すぎて雑に扱ってしまうので、ある程度重いほうが好みです。
ただし、これをカバンに入れて持ち運ぶにはちょっと重く感じますね。
外に運ぶなら1.5Kgの重さがギリギリ許容できる範囲だと思います。
モニタ
2 in 1ってモニタが回転するPCも含まれるんですね。 てっきりキーボード部分とモニタが分割できるものかと思ってました。(PC到着時にどうやってモニタが分割できるか、ギミックを探しちゃいました....)
360°モニタが回転しますので、
- 通常使用。
- PCを膝において、モニタを180°開いた状態での作業
- テント型にしての動画閲覧
- 360°回転してのタブレットモード
と幅広い使い方が可能です。
使い勝手的には、モニタを回転させると液晶表示も回転してくれますし(だいたい315°ぐらいから回転する)、キーボードも押しても受け付けないので意外と使いやすいです。 また、タブレットモードにすると、付属のアクティブStylusペンの活躍の場が増えそうです。
タッチパネルつき液晶のため、映り込みは若干ありますが気にならない程度となっています。
4Kモニタの為、作業スペースは大きく確保できます。さすがに通常使用では3840x2160で基本200%スケーリングにしていますが、リビングなどで使用する場合には外部モニタ等が接続しないで使用しているので スケーリングを変更する事により作業スペースを確保できる柔軟な使用感は流石っと思いました。
インターフェース
キーボードを入力する向きにして画面を開いた状態で向かって左側2ポートが
- 左側から、
USB Type-C
、USB Type-C
、microSDカードリーダー
、バッテリ・ゲージ・インジケータ
。
となっています。
こちらのUSB Type-Cは2つとも、Thunderbolt3 + USB Power Delivery対応。
バッテリ・ゲージ・インジケータは、5段階表示となっており左部のボタンを押すことによりPCがログオン/シャットダウン状態にかかわらず電源容量の確認ができる為、持ち運び時の電源容量確認が簡単にできます。
向かって右側2ポートは、
- 右側から、
Nobleロックスロット
、ヘッドセットジャック
、USB Type-C
、USB Type-C
。
となっています。
こちらのUSB Type-Cは2つとも、逆側と異なり、 Thunderbolt3は未対応で、Alternate ModeでのDisplay Portサポート + USB Power Delivery対応のみです。
左右どちらのポートでもUSB Power Delivery対応なので、デスクのレイアウトに合わせて電源ケーブルを接続できるのはいいですね。 また、USB Type-cの接続のモニタは増えてきていますがThunderbolt3対応なのか、Alternate ModeでのDisplay Portサポートのみなのか、 明確にって書いてあるのが少ないので、USB Type-Cで4kモニタ60Hzに接続できるThunderbolt3が片側でも対応しているのが嬉しいですね。 Display Portであれば、左右どちらのUSB Type-Cでも接続可能です。
付属品で、申し訳ない程度にType-C〜A変換ケーブルが付属してます。
USBリムーバブルストレージもUSB Type-Cのものは出てきていますが、まだまだType-Aがメインとなるので自宅・会社で使うにしてもType-Aのポートを変換ケーブル無しで接続できるポートが1ポートぐらいは付けて欲しいですね。
パームレスト
シリコン?ぽい感触で非常に心地いい感触です。ただ皮脂等の汚れが付きやすい感じがしています。
タッチパッド
パームレストと同じような素材を使用しているため滑りがよくて非常に心地よい使用感です。
キーボード
この機種は、キーボードが購入時に、
- 日本語
- 英語
を選択でき、共にバックライト キーボードとなっています。
今回お借りしたものは、日本語キーボードでした。
キーボードは、パームレスト部分をくり抜かれており、くり抜かれた穴からキーができてる状態となっています。
キーボードは、アイソレーション・キーボードでした。
キー配列は特殊な配列にはなっていませんが、最近のDELLの傾向であるEnterキー周辺にある8つのキーがフルサイズではないキーとなっています。
これはパームレスト部分をくり抜く形状となっているため、英語キーと日本語キーのくり抜き部分の金型サイズを一緒にしている影響だと思われます。
打ちにくいということはありませんが、せっかく14 inchのサイズなので全て同じサイズであれば良かったと思います。
キーボードの間隔は、フルピッチの19mm。コーディング等行うには扱いやすいピッチとなっています。
キーボードの打突感は、あまりよくなく薄っぺらい板を叩いている感じなペコペコ感でキーストロークはおおよそ1mm程度しかありません。
ある程度使ってみたものの一向に慣れず、長時間のキー入力には適さないかもしれないです。キーボードは個人的にはThinkPadの打突感があっているので、ここはちょっと残念ですね。
もう一点、残念なところをあげるとしたら、カーソルキー他のキーと比べてハーフサイズである事と、Ctrlキーと同列に配置されている事です。
Laptopでは、カーソルキーが他のキーと比べてハーフサイズになっているものが多くありますが、このPCではPageUPと←キー / PageDownと→キー が隣接しており間隔が狭いです。
この為、左右キーを押したら、押し間違えで、PageUP・PageDownを押してしまい、何度か画面のページが前後してしまう事がありました。
Lenovoのキーボードのように、間隔をあけてもらうのと、カーソルキー関係は一段下げてもらえると打ち間違いが減っていくと思います。
(Lenovo キーボード)
付属品
ACアダプタ
ACアダプタは、出力のコネクタがUSB Type-C。
本体の大きさが実寸で65mm(幅) x 140mm(高さ)となっています。
130W出力対応ということで、DELL Latitude等のACアダプタと比べて縦長に大きい形状となっています。
130W出力といった事で、ACアダプタが大きくなるのは、仕方がないですが最近クラウドファンディングでは、こんな感じの小さなタイプで65W出力のものが出てきています。 できれば45〜65Wに対応してもらえると、Laptopと一緒に持ち歩きしやすいサードパーティ製の物が選択しやすいと感じています。
(参照先:Makuake - 日本先行発売!窒化ガリウム(GaN)採用!新世代のGaNミニ急速充電アダプタ!)
AC側の電源コードの長さが、約1m。DC電源側コードの長さが約1.8mです。
この長さなら、よっぽどの事が無い限り、Laptopと電源が離れた場所にあっても届きそうですね。
各コードの太さが、DC電源側コードが直径5mm。電源コードは直径8mmです。電源コードについては最近のPCでは標準となった太いコードです。 ただし両方のケーブルは共に、やわらかめで屈曲しにくい事はなく引き回しはしやすいです。
DellアクティブStylusペン
ペンのサイズは実寸で、150cm(長さ) x 10mm(太さ)です。
電源は、充電式ではなく電池式となっています。
単5の電池の入手性はさておき、小型ではあるので手に持っても重くなく、通常のペンと同様な太さであり持ちやすいです。
個人的に、ちょっと便利だなぁっとおもったのは2つ。
- ペン自体に磁力がある。
- 転がりにくい形状。
ですね。
ペン自体に磁力がある。
アクティブStylusペン自体に磁力を持っているので、Laptopのどの場所にでも貼り付ける事ができて持ち運びはGood。
さらにPCの天板あたりにも磁石があるので、こんな感じで気軽に貼り付ける事ができるので移動時に忘れたりする事がないと思います。
転がりにくい形状。
形状は、円筒形ではなくDカット。このDカットによって転がりにくく、また、ペンの頭にはストラップホールがあり首にかけて置くこともできます。
USB Type-CからType-Aへの変換USBアダプタ
前述でも書きましたが、USBのポートはすべてUSB Type-Cとなっており通常のUSBメモリ等を使う場合の事を考慮してか変換アダプタがついています。
個人的には、「持ち運び用途では、若干大きいんじゃねぇ?」っと思ってますが、USB3.0に対応している為、高速なデータ転送が期待できます。
まとめ
3週間ほど活用してみて、XPS15 2 in 1はオフィスや自宅でのちょっとした持ち運べる筐体サイズにもかかわるず、据え置きパソコン並のパフォーマンスで長くしっかりと使える事ができました。
私の使い方としては、 - 左側にXPS 15 2-in-1をテントモードで配置。 - 右側にはThinkPadを配置。 - マウス・キーボード共有アプリのSynergyを双方にインストールして、ホストをThinkPadにする
といったちょっと変わった使い方が一番しっくりして、Linux / Windowsでのそれぞれのマルチプラットフォームのアプリケーション開発をしていましたが非常に快適ででした。
レビュー後には返却となってしまいますが、個人的にはASUS ZenBook14と出会う前に、このレビュー機会があったらきっと買っちゃってますね。 興味が湧いた方、店頭で一度確認してみてください。意外といいですよ!